大学図書館

というわけでGraded Readersに戻ってきましたよ。まぁ、戻ってきたといっても別に『The Catcher in the rye』も読んでるけど。ちなみにようやく1/3ぐらいになった。寮を出たあたりから急に読みやすくなってビビった。

Graded Readersはいいんだけど、なにぶん高い。いや、高いという表現は適切じゃないのかもしれない。30ページとかの本に800円とか払って、しかも1時間も経たずにソッコーで読み終わるというのがなんとも…こう、感覚の問題かもしれないけど、なんかイヤだな~と感じる。というわけで図書館で借りるのも混ぜつつ、自分でも買いつつ、て感じでやっているのだが、今日は出身大学の図書館に行ってきた。在学中の記憶で大学図書館にGraded Readersがいっぱいあった気がしたし、なんといっても22時まで開館している。公共図書館は17時までしかやってない。しかも、公共図書館はいつ行っても席が埋まっているのに対して、大学図書館は休日の方が席が空いている。素晴らしい!

で行ってきたんですけど、正直予想していたよりも遥かに充実していた。まず独立した英語多読コーナーができていた。多読流行ってるのかな?他の図書館でも多読コーナーを設けているところがちょいちょいある。そして蔵書数がすごい。すさまじい。ありとあらゆるGraded Readersのシリーズが置いてあるし、ロアルド・ダールの本とか、A to Z Misteryシリーズとかも置いてあった。これはすごい。期待を超えている。しかも大学図書館なので当たり前なのだが、専門書はもちろんのこと新書や文庫の充実度がすごい。もはや私の人生でこの図書館だけがあればいいと言っても過言ではない。

夕方ぐらいから22時までいたけど、Graded Readersを6冊と、A to Zの第1巻の計7冊を読んだ。語数は計30000語ぐらい。1日でめちゃ稼いだな。もう毎土日来たいぐらい。英語読むの疲れてきたら日本語の本も読み放題。本当に読み放題。いやすごいわ大学図書館。自由に使い放題だった大学時代にこの価値に気づいているべきだった。それだけが本当に悔しい。

しかしYLが同じぐらいだとしてもGraded Readersはやはり語彙が制限されている分、体感の読みやすさが全然違う。ネイティブ向けに書かれたものは、幼児向けや小学校低学年向けだとしても「現地の子供にとってわかる言葉を使う」だから、我々学習者にとっての「難しい」とはだいぶズレがある。ネイティブの2歳でもわかる単語が、我々学習者は「学校で習っていないから」難しい単語だと認識する。そういう意味でGraded Readersは「学習者にとってわかる言葉を使う」だからありがたい。同じYLでも読みやすさが格段に違う。A to Zを読んだけど、最初の方から知らない単語がバンバン出てきて途中まで本当に読み進めるのが辛かった。後半になれば、昨日の日記で書いた「推進力」で知らない単語はすっ飛ばしてグイグイ読めたけど。その点Graded Readersは推進力はあんまりないけどとりあえずスラスラと読めるのは良い。知らない単語も本全体で1つ2つあるぐらいだし。というわけで初心に返ってちゃんとGraded Readersもやろう…と思った。それだけではつまらないから背伸びしてネイティブ向けのも読むけど。

しかし、本当に、大学時代からもっと勉強していれば今こんなんじゃなかったのになぁ。と後悔が尽きない。後悔しても仕方ないので別にそればかりに囚われているわけではないけど、やはり今現役の大学生が頑張っている姿とかを目の当たりにすると、後悔が押し寄せてきたりするよね。