健康

健康に気を使う理由って太るからとか早死にするとかじゃないんだけどなー。

太るっていうのは単に見た目が太って見えるようになるというだけなら別に害はない。太った結果として色々な病気になることがいけない。好きなものを食べて早死にするというだけなら別に良い。40歳ぐらいである日突然道でパッタリと死ねるならそれが一番理想的な死に方ともいえる。

でも健康を損なうって多くの場合そうじゃないんだよ。たいていの場合は不健康なのに死なないという状態が長く続くことになって、その状態になってしまったときのことを考えると健康を維持せざるを得ない。例えば糖尿病になって透析を受けるようになったら働けない。働けないと家賃が払えない。生活できない。養ってくれる家族もいない私にはそうなったらもう人生が詰む。でもすぐには死なない。そういうのを想像すると辛すぎる。

「別に好きなものを食べて早死にしてもいい」って言う人は、ある日突然ポックリと死ぬことを想定していて、死ぬ前の不健康な状態で生活しなければいけない未来のことを想定できていない…と思う。前日まで身体に何の不自由もなく過ごせて、翌日になって突然死ぬという死に方ができるなら私も健康なんて気にしない。

最近の私はお菓子とかを食べたくても食べられなくなってしまった。心理的に。たまにはいいかな~と思ってお菓子に手を伸ばしても、栄養成分表を見ると食べたいという気持ちがスッと消えてしまう。生クリームの乗ったケーキとか、プリンとか、スーパーにどーんと積まれているスイーツのコーナーを見ても何も思わなくなってしまった。というより、眺めて、美味しそうだな~と思ってそれで満足する。実際にそれを摂取したら糖質がいくら、脂質がいくら身体に取り込まれるのかを考えると、美味しそう~って思うだけで実際に食べなくてもいっかとなる。

昼ごはんは飽きもせずレタスとミニトマト、あとはおにぎりもしくは低糖質のパン。最近買うのを忘れているけどプラスサラダチキン。おにぎりは塩分が高いし、低糖質パンは糖質は少なくても脂質と塩分が多いのでやめた方がいいかもしれない。レタスとミニトマトとサラダチキンだけでもいいかもしれない。サラダチキンの塩分を確認していないのでそれも確認しないと…。なんか別に好きな食べ物を食べたいというよりも、食事はあくまで栄養補給のためと考えているので飽きないし嫌になることもないし機械的に食材を口に運んでいる。まぁ、栄養補給といってもそんなに健康的な昼食というわけでもない…。

というか食事の楽しみというのはわかるけど、毎日の食事にそれを求めていない。たまに外食で美味しいものを食べることは楽しいけど、日々家でする食事なんて別に楽しみにするほどのものではない…と思う。日々の食事は栄養補給の時間だと割り切れば、健康のために計算し尽くされたそれこそ病院食みたいな食事でも良くない?と思う。

なんかリモートワークだと家でおやつをついつい食べてしまう、という話を聞くと少し羨ましくなる。まだ健康のことを何にも気にしなくていい年齢なんだなぁと…。昔の私だったら同じようにリモートワークで間食しまくっていたと思う。私も好きなもの食べて早死にすればいいじゃんって昔は思っていた。失ってはじめてその価値に気づく。